大学、大学院を卒業し、その知識で定年まで働ける時代が長くありました。
しかし現代は、学びなおして知識やスキルをアップデートし続けなければいけません。
社会人の学びなおしが必要な理由と、その方法について、ご紹介します。
学びなおしが必要な理由
理由1:知識やスキルは必ず陳腐化する
優秀なビジネスマンであっても、必ず同等の知識やスキルを持っている人がいるものです。
また新しい技術が導入されて、これまで培ってきたものが役に立たなくなることも考えられます。
つまり、基本的に知識などは陳腐化していくもので、それと向き合うことは誰もが避けて通れない道なのです。
理由2:会社が与える教育は役立たない
会社が敷いたレールに乗っていれば安泰という時代ではありません。
偉くなった方々は自分の経験を伝承したいようです。
今社内にある知識がすべて無駄とは言えませんが、その知識はこれから先の未来で役立つとも限りません。
必要な知識を学ぶことについて自覚しなければいけません。
2つの学びなおす方法
方法1:リカレント教育
リカレント教育とは、キャリアを中断(一旦離職)して、新しい知識をしっかり学び直すための時間を確保するやり方です。
離職して学費、生活費を負担するわけで、大きなリスクがあります。
しかし、余裕がある人にとっては、人生100年時代の現在、次の10、20年に活かせる学びが得られるかもしれません。
方法2:リスキリング
リスキリングとは、今のキャリアは継続しつつ、自分のスキルが陳腐化しないよう、新しい知識を習得する時間を確保するやり方です。
社内外の勉強会、資格試験の勉強、今と違う仕事を副業で行うなど、やり方は様々ですが、離職しないで続けることができるのがメリットです。
大きな変化はないかもしれませんが、金銭的な負担は小さく、自分のキャリアを適切な方向へ軌道修正することができるはずです。
まとめ
リカレント教育、リスキリング、どちらの方法も「生涯学習」というリタイア後の趣味に重きを置いたものではなく、現役の学びに注目しているのがポイントです。
間違いなく「学び→仕事→リタイア」というこれまで当たり前だった人生のレールは通用しなくなります。
そんな中で、これまでの自分の経験を一旦わきに置いて新しい知識やビジネススキルを自分に取り込む努力をし続ければ、会社員、フリーランスを問わず、活躍し続けることができるはずです。