歯は私たちが食事をする上で欠かせない存在です。
歯がない人は入れ歯や差し歯を使用している人もいますが、高齢者の場合はそれらを不便に感じて外してしまう人もいるようです。
そのため、歯がない状態でも栄養が摂取できる食事を作る必要があります。
この記事では、歯がない人の食事について調査しました。
歯がなくても色々な食材を食べられる！
歯がない人でも、食べられる食材は意外と多くあります。
例えば、柔らかくした野菜や果物、魚などは、歯がなくても噛み砕かずに摂取できる食品です。
食材を十分に煮る、細かく切るなどをすれば歯が無くても十分食べられるようです。
また、最近では高齢者用に作られた柔らかいステーキも販売されています。
ただし、個人差がありますので、本人の意向や食べている様子を確認しながら料理を工夫しましょう。
歯がないままの食事は危険な場合も
歯がないままでも食事は食べられますが、危険な場合もあります。
歯がない状態で硬い食材を食べたり、不十分な咀嚼をして飲み込むと、消化に負担がかかることがあります。
また、栄養が偏った食事や消化不良が続くと、栄養不足や体力の低下につながる可能性があります。
ほかにも、唾液の分泌が少なくなっているため、口腔内が不衛生になりやすくなります。
歯磨きは定期的に行いましょう。
高齢者には早めの予防・対策を
歯がなくても食事は可能ですが、消化器官の負担や身体への影響が出やすくなってしまいます。
そのため、高齢者には早めの歯科衛生予防・対策が必要です。
定期的な歯科検診や歯磨きの実施、適切な食事を摂りましょう。
喫煙も口腔衛生によくないため控えることが望ましいです。
既に歯がない場合は、総入れ歯やインプラント治療という選択肢もあります。
インプラント治療の場合は、麻酔・手術が必要であるため高齢の場合は施術できないことがあります。
早めの予防・対策を心がけてください。