40才を過ぎた頃、「お風呂でこの石鹸を使ってね」と妻から柿渋石鹸を渡されました。
私の専用石鹸がなぜできたのか尋ねると、「最近、ジジイ臭がするのよ」と傷つく言葉が返ってきましたが、「私の体臭を気にしてくれている」と思い、「ありがたい」と考えました。
柿タンニンの嬉しい特性
妻とこんな会話を交わしてから数年が経過した現在も、私が使い続けている柿渋石鹸の確かな効果を実感しています。
植物フラノボイドの総称であるタンニンは、分子内に多くのフェノール性水酸基を持っているポリフェノールの一種です。
高分子物質の柿タンニンの分子量は15,000ほどあり、ワインの20倍、緑茶の73倍ものタンニンが含まれています。
江戸時代からさまざまな分野で利用されてきた柿タンニンはいくつかの特性があります。
食品として摂取すると、口臭を抑えてくれ、虫歯の予防に繋がります。
便臭や体臭、靴下などの悪臭を抑えてくれます。
ダニやハエの忌避剤になります。
胃腸でのアルコールの吸収を抑えてくれると同時に、アセトアルデヒドを排出してくれます。
腸での糖質や脂質の吸収を抑えてくれ、肥満の防止に繋がります。
洗顔石鹸「実のちから」の嬉しい効果
私が妻から渡されたのは、柿タンニンが練り込まれ、天然の柿ポリフェノールが配合された自然派の洗顔石鹸「実のちから」です。
泡立ちがよい「実のちから」は、泡にコシがあり、私はたっぷり泡立てた泡で顔を包み込むように優しく洗うことを心がけています。
気になる肌の汚れを毛穴から吸着し、汚れや余分な角質をすっきり落としてくれます。
その結果、つるつるのしっとりしたまるで赤ちゃんのような柔らかい肌にしてくれます。
高い保湿力がある「実のちから」は、十分な潤いを与えてくれるうえ、肌を引き締めたるみを予防し、リフトアップしてくれます。
よい柿渋石鹸を選ぶためのポイント
パッケージの成分表は、配合量が多い順に表記されています。
そのため、柿タンニンや柿渋が最初に表記されているほど、配分率が高く、十分な量が配合されているかどうか、確認することが大切です。
殺菌と保湿成分が配合されていると、加齢臭や体臭対策に理想的な商品です。
洗浄力が高過ぎると、必要な皮脂まで洗い流され、かゆみやかさつきが起こる可能性があります。
このような肌トラブルを避けるためには、保湿成分のグリセリンや蜂蜜、ヒアルロン酸などが配合されているかを確認することが必要です。
このように、柿タンニンや柿渋の配合量のほか、どのような成分が配合されているか、チェックすることも大切です。
まとめ
1995年、財団法人日本食品分析センターは、柿タンニンの安全を確認しています。
また、「1日の摂取許容量は特定しない」と食品添加物専門委員会において、食品添加物の規格、基準の安全性が評価されています。
発生した加齢臭や体臭に対して、柿渋の消臭力が有効ですが、臭いが発生しないようにすることも大切です。
加齢臭や体臭を発生させないための対策は、規則正しい生活や、運動する習慣、栄養のバランスを考えた食生活など、生活習慣を改善することが必要です。
「不摂生してしまった」と思ったら、抗酸化力をサポートしてくれるサプリを活用してみましょう。
本人が気づいていない可能性がある加齢臭や体臭は、日頃から対策を講じておくことが大切です。