言葉の大切さについては小さいころから何度も話されていることだと思います。
私も、そうでした。
しかし、それを本当全力で取り組んでいるかというと、なかなか難しいのが現状ではないでしょうか。
この本を読むまでは何気なく話していた「ありがとう」という言葉。
今一度、本気で考えてみませんか。
内からの変化
人が生きるためには栄養や睡眠をとることが重要になってきます。
では、健康に生きるためにはどうしたらよいのでしょうか。
私はこれまで、運動や芸術といった自分以外の外からの刺激を取り入れていくことによって、自分が整っていくものだと考えていました。
そして、その積み重ねこそが幸せにつながると思っていました。
しかし、この本を読んでそれを実践したところ、考え方が大きく変わりました。
自分という存在は外からではなく、内から作ることができるのです。
「ありがとう」という言葉を多く発すると、私の中から外に向けて発しているエネルギーが、私の中にもしっかりと作用してきます。
自分という存在は、誰か・何かの言葉や行動によって影響を受けると考えていたのですが、自分自身による発言でも大きな影響を受けていたのです。
「ありがとう」という言葉は確かに私のことを変えてくれました。
自分への心配り
私たちの小さいころを思い返すと、他人の迷惑にならないことや他の人がどのように感じるのかをふまえて、行動するようにという教えをたくさん受けてきました。
その結果、一番身近にいるはずの自分への配慮を忘れてしまうことがありました。
それでは自分の行っていることに自信を持ったり、楽しみを見出したりすることが難しいですよね。
「ありがとう」という言葉は他者にとっての感謝を示す言葉でありながら、自分のことを蔑ろにしない優しい言葉です。
こういった心配りが自分の生き方に良い影響を与えてくれるのだと感じています。
まとめ
何気なく使っている「ありがとう」という言葉。
相手にだけではなく、自分にとっても良いこの言葉をたくさん話してみませんか。
私たちの生活に言葉は欠かせません。
だからこそ、良い言葉を選びましょう。
なんとなくありふれた日常に満足感を見出せないときは、周りの環境に目を向けるのではなくて、自分自身の発言や行動にしっかりと目を向けてみましょう。
もしかすると、あなたがこれまで発してきた「ありがとう」を意識的に多く・心を込めて話していくことで、自分という存在が大きく変わっていくと思います。