私は普段から生活していて、「無理してるなあ」「キャパオーバーだな」と感じることがありまして、頑張りすぎる傾向があるなと思っていました。
そんな時に見つけたのがこの本です。
筆者の本田秀夫さんは精神科医でもあり、色んな特性のある人を見てきているのを知っていました。
「人生がラクになる」だなんて、どんな対策があるんだろうと興味を持ったのがこの本を手にしたきっかけです。
「やるべきこと」と「しなくていいこと」
なぜか仕事や人間関係でうまくいかない。
そんな時、自分が悪い?何が悪かった?と悩んでしまうことがありますよね。
私はあります。
この本では、できないことはできないと割り切って、それを無理しないことが大事だと書かれています。
だけどただやらないのじゃなくて、「私はこれが苦手だからできない」と決めておく、または宣言しておくことが必要と書かれています。
それだけ言われても難しいですよね。
でも大丈夫です。
苦手なことのパターンがたくさん書かれているので、どれか当てはまるのではないでしょうか。
こんなパターンがあるのか、と読んでいるだけでも参考になりますよ。
例えばこんな生きづらさ
例えば仕事で、優先順位をつけるのが苦手で判断ミスしそうだったら
「私は焦るとミスしやすいので、間違っていることがあれば教えてください」と伝えておく。
嫌だと思っても断れないなら、とりあえず「ちょっとまってください」と伝えることにする
断れるように頑張るのじゃなくて、相手に質問する。
社交的な場だと上手く話せないなら
×無理にでも話そうとする
〇アウェイな場所では黙っていてもいいと割り切る
飲み会が苦手なら
×付き合いも仕事と考えて我慢する
〇歓送迎会や自分が幹事の時にだけ参加する
など、具体的に人生がラクになるなという方法がたくさん書かれていて参考になります。
人と同じにしなくていい
周りに合わせることを優先して過剰に対応してしまっている可能性もあるとのこと。
みんなができるから自分もできるのでは?と思ってしまいがちだけど、そこは捨てましょうという考え方です。
8時間働いて、平気な人もいればぐったりする人もいる。
みんなはどう?を考えるのじゃなくて、自分のスタイルを貫くことが大事!ということですね。
私も、これ以上無理、と思ったら、ちょっとしんどいので今回はやめとこうと割り切ることにします。
自分のキャパを知ることは大事ですよね。
そして、割り切り、人のことを考えすぎないのも何より大事!
まとめ
この本から学んだことは、自分を貫き通すということです。
だけど、勝手をいうばかりではなくて、理由があるからこうなんです、と強く言える力を持つこと。
そして、相手の反応より自分のことを大事にすること。
自分のことを知ることって大事だなあと思いました。
人に合わせて上手くやっていけるのってすごいことだけど、自分の意見をはっきり言って、「あの人はこんな人なんだ」、「ここは苦手だけどここは得意だよね。」と理解してもらえる方がラクだなあ、と思いました。
肩の力を抜いて、自分に自信をもって過ごすことができたら、毎日安心してよく寝られて元気に過ごせそうだとと思えた本でした。