訪問介護で必要な資格とは?
訪問介護は、利用者が可能な限り自宅で自立した日常生活を送ることができるように訪問介護員(ホームヘルパー)が利用者の自宅を訪問してさまざまなサービスを行うことです。
具体的には、食事や入浴、排せつなどの「身体介助」や、掃除や洗濯、食事の準備などの「生活援助」などです。
千葉市にある訪問介護の事業所のように、喀痰吸引等医療的サービスを伴う介護を行っているケースもあります。
このような訪問介護員(ホームヘルパー)として働くには、資格が必要です。
〇介護職員初任者研修 修了者
〇介護福祉士実務者研修 修了者
〇介護福祉士
〇生活援助従事者研修 修了者
この4つのうち、どれか一つの資格があれば、訪問介護員として働くことができます。ただし、生活援助従事者研修に関しては、「生活援助」の業務はできますが、「身体介助」の業務は行うことができません。
それぞれの資格を取得する方法をみていきましょう。
介護職員初任者研修を修了するには、介護職員の基礎を学ぶため130時間の研修を終了後、試験に合格することで資格を取得できます。
介護福祉士実務者研修を修了するには、介護職員の実践に必要な450時間の研修を受講することと、医療的ケア実習を受講することで、資格を取得することができます。
介護福祉士の資格を取るには、実務経験などの受験資格を満たし、国家試験に合格することが必要です。
生活援助従事者研修を修了するには、専門知識59時間の過程を受講し、試験に合格することで資格を取ることができます。
以前はこの他に、ホームヘルパー1級や2級、介護職員基礎研修などがありましたが、すでに廃止された資格なので、今から新たに取得することはできません。すでにこの資格を取得している方は、ホームヘルパーとして働くことができます。
訪問介護員(ホームヘルパー)の仕事が向いている人とは?
施設で介護をするよりも、訪問での介護員に向いている人として、
〇職場での人間関係のストレスを減らしたい人
〇利用者の話を聞くのが苦じゃない人
〇車の運転が苦手じゃない人
と言うようなタイプの人があげられます。